精油│アロマオイル│フランキンセンスの基礎知識
精神を落ち着かせ、癒しと平穏をもたらす『フランキンセンス』は鎮静効果が高く、古くから儀式やお寺などでも使われる歴史のある薫香。
瞑想状態に導く香りだと言われ、人々を鎮め癒し、悪霊や災いを祓う力があり人と神を結ぶものとされ、現在も寺院などで用いられています。
呼吸を整え、心の平穏を保ち穏やかに過ごしたい方に最適。
不安感が強いとき、不眠の時などにも。
フランキンセンス 香り
香調:バルサム・レジンノート
香りの強さ:中
- 澄んだ甘さのある香り
- 穏やかな香り
- 心を鎮める香り
- わずかにレモンの香り
- 瞑想状態に導く香り
- ウッディーで神聖な香り
私が感じるフランキンセンスの印象イメージ
- お寺の香り
- 木と土が混ざり合ったような香り
- 落ち着いた印象のある香り
- 重い湿り気のある香り
- 鈍くて酸っぱい香り
フランキンセンス 色
- 透明
フランキンセンス 心理│作用│効果
深く心を鎮め、自分を見つめなおしたいとき、精神をクリアにしたいときに最適です。
日常の煩わしさ忙しさを忘れたいときなど、動揺を鎮め平常心に。
瞑想時に精神、心、体の統合をしたいときなどにも。
- 抗不安
- 抗うつ
- 鎮静
- 心の傷
- 心身のアンバランス
- 過度の緊張
- ショック
- パニック
- 強迫観念
- 固執
- イライラ
- 去痰
- 抗カタル
- ぜんそく
- 免疫強化
- 抗菌
- 抗ウイルス
- 強壮
- 呼吸器調整
- 細胞活性
フランキンセンス 注意事項│禁忌
妊娠初期は注意が必要です。
フランキンセンス 相性の良い精油
香りの保留剤になる。
ミルラ、シナモン、ネロリ、ローズ、柑橘系、樹脂系、スパイス系と相性が良いと言われています。
フランキンセンス 豆知識
神聖な儀式にも用いられてきた「フランキンセンス」は、木の樹脂からとれる精油。
幹を削り、にじみ出てくる樹脂を固めて水蒸気蒸留法にて精油へと変わります。
木の葉や枝に含まれる成分も含んでいるため、森林浴効果も。
乳香樹の幹からとれる樹脂はティアードポップス(涙)「魂の涙」と呼ばれ、このフランキンセンスを使い古代の人々は”感情や魂の傷を癒した”と言われています。
フランキンセンス 植物のプロフィール
植物名:フランキンセンス
学名: Boswellia serrata(ボスウェリア・サクラ)/Boswellia carterii (ボスウェリア・カルテリィ)
科名:カンラン科
フランキンセンス 抽出部位│産地
部位:樹脂
抽出方法:水蒸気蒸留法、CO2抽出法(有機溶剤法)
ノート:トップ~ミドル
産地:下記産地中心に栽培し精油が採取されている。
- オマーン
- ソマリア
- エチオピア
- インド
- イエメン
- 中東
フランキンセンス 主な成分
香りの特徴成分
水蒸気蒸留法の場合
- αピネン
- リモネン
- βーカリオフィレン
- βーミルセン
- サビネン
- ツジェン
- テルピネン
- バラシメン
- フェランドレン
- 酢酸ボルニル
CO2抽出法の場合
- 酢酸オクチル
- 酢酸インセンシル
- 酢酸ボルニル
- オクタノール
- リナロール
- テルピネン-4-オール ほか