精油の豆知識│植物の分類で使う「学名」は世界共通
Trivia of the day.
精油(アロマオイル)を購入するさいには、ボトルに貼ってあるラベル情報・表記をしっかり見てから購入するのが基本です。
おもには、精油の名前や容量など基本的な情報が目にとまりますが、表記をよく見ると「学名」というものが書いてあります。
精油の知識が多いプロなどは、実はその学名をみて植物の種を判断するので香り選びには大変重要なものとなっています。
たくさんの植物の種を区別し分類してある「学名」
※植物の「種」は生物分類の基本的な単位の表現です。
例:イランイラン
————————————————–
植物名:イランイラン
学名:Cananga odorata ←この部分
科名:バンレイシ科
————————————————–
この学名には、世界共通のルールがあり規則があります。
その世界共通規則とは、「文字の表記の仕方」
それは主に、ラテン語やギリシャ語でイタリック体での表記が世界共通。
そして属性の最初の1文字だけ大文字、その後の種はすべて小文字というルールが決まっています。
イタリック体はアルファベットの書体で、すこし右に傾き斜めになっている筆記体。
たくさんある植物の種を表すのに、書体すらも共通化することが世界的ルールとなります。
この学名は、スウェーデンの博物学者、生物学者、植物学者で「分類学の父」と称されているカール・フォン・リンネが体系化し、生物分類の所属種がわかりやすく用いられているそうです。
学名:Cananga odorata (カナンガ・オドラタ)
カナンガ属のオドラタ種
だということが表記されているので、植物の種類や香り成分がわかるという仕組みなのです。