認知症予防と芳香成分│認知症予防に有用な精油(アロマオイル)

芳香浴 高齢・病床の方にもアロマのある暮らし

認知症の症状と嗅覚機能の低下について

記憶をつかさどる脳の部分と、嗅神経は直結していると言われており、記憶力の低下と嗅覚機能の低下は密接な関係があると考えられています。

その中でも、「アセチルコリン」という記憶や学習、睡眠に深くかかわる神経伝達物質の不足は、認知障害などの症状を引き起こすと言われており、アルツハイマー病の方の脳内では、この「アセチルコリンの不足が認識」されているそうです。

 

認知症予防

どうしてこの「アセチルコリン」が不足してしまうかというと、「アセチルコリンエステラーゼ」という酵素がアセチルコリンを減らしているから。

できることなら、この「アセチルコリンエステラーゼの活動をやめさせて阻害」したいところ。

精油(アロマオイル)には、このアセチルコリンエストラーゼの活動を阻害する成分が含まれているものがあることが知られており、メディアでも数回取り上げられています。

今回は、そんな認知症予防に有用な精油をご紹介したいと思います。

 

精油(アロマオイル)の成分を知って認知症予防

▼アセチルコリンエステラーゼを阻害する成分を含む精油はこちら▼

成分:1.8シネオールを多く含む精油
  • ローズマリー・シネオール
  • ユーカリ・グロブルス
  • ユーカリ・ラディアータ
成分:リモネンを多く含む精油
  • レモン
  • グレープフルーツ
  • オレンジ・スイート
  • ベルガモット
  • マンダリン
  • ライム
成分:テレピネン-4-シネオールを多く含む精油
  • ティートリー
成分:リナロールを多く含む精油
  • ラベンダー
  • ローズウッド

 

認知症改善に、「ローズマリー・カンファー」が有用だとメディアでも取り上げられていますが、成分の中に「カンファー」という神経毒性成分が入っており、神経細胞を刺激するため効果が得られると言われています。

※皮膚塗布などトリートメントの際には注意が必要です。

※高血圧の方は、ローズマリー・カンファー、ローズマリー・シネオール、ペパーミントの使用は注意が必要です。

 

認知症予防

実は私の母も軽度の認知症です。

脳梗塞なども患ったので、「(ほぼすべての)香りがわからない」と本人が言っています。

これ以上認知症が悪化しないように、予防も兼ねて私が選びたい精油は、

朝は、ペパーミント1滴&グレープフルーツ1滴

夜は、ラベンダー1滴とベルガモット1滴

など。

ブレンドしながら香りを楽しみ認知症予防したいですね。

心を穏やかに過ごせるよう、認知症の予防にお役立てください。

 

精油(アロマオイル)のお好きな香りで認知症予防

▼成分も有効!香り優先で精油を選びたい場合はこちら▼

【朝にかぎたい香り】

  • ローズマリー
  • レモン
  • ペパーミント
  • グレープフルーツ など

 

【夜にかぎたい香り】

  • ラベンダー
  • オレンジ・スイート
  • ベルガモット
  • ローズウッド
  • フランキンセンス
  • ティートリー

 

参考文献:最新! アロマセラピーのすべてがわかる本

 

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