ベビーオイルの特徴とキャリアオイルの特徴の違い
精油(アロマオイル)を希釈しトリートメントを行うさいに使用するためのオイルは、基本的にキャリアオイル(植物油)が好ましいです。
ですが、使用目的によっては精油(アロマオイル)を希釈するのにベビーオイルを使用しても問題ないと言われています。
ベビーオイルとキャリアオイルは成分も違い用途が違うことを、実はあまり知られていません。
今回は、ベビーオイルとキャリアオイルの特徴の違いを確認したいと思います。
一般に販売されているベビーオイルの特徴
ベビーオイルは、石油を精製して作られた『ミネラルオイル(鉱物油)』が主成分
ドラックストアなどで一般的に販売されているベビーオイルは石油製品(鉱物性油脂)です。
特徴としては、分子が大きく、浸透性にかけるので皮膚から吸収されません。
その特徴を利用して、皮膚の表面をバリアーするときに役に立ちます。
体へのケアとしては、排泄物(尿や便)や汚れなどから皮膚を守ったり清潔に保つときなどに使います。
ベビーオイル製品にも種類がありますので、パッケージや表記をご確認ください。
※ベビーオイル製品の中にも天然由来の成分が配合されている物や、100%天然由来のオーガニック成分配合の物もある場合もあります。
キャリアオイルの特徴
キャリアオイルは、木の実や種子から抽出された『植物油』が主成分
体のケアとしては、皮膚を保護し、栄養を与え、保湿させるときに役に立ちます。
キャリアオイルは植物からとれる油なので、それぞれの植物の性質によって浸透性などに差があることが特徴となります。
お肌へのトリートメントの際にも用いられるキャリアオイルは、お肌に栄養素を与える目的もあるため、低温圧搾法を用いたオイルがおすすめです。
詳しい『キャリアオイル(植物油)の特徴』はこちらへ
ベビーオイルの特徴とキャリアオイルの特徴の違い まとめ
赤ちゃんや病床の方のおむつ汚れなどは、ベビーオイルで保護しながら汚れをとるのがお肌にも良さそうですね。
赤ちゃんや敏感肌・持病のある方は精油のご使用はお控えください。
※アロマセラピー基本ケア『精油を利用したトリートメント(マッサージ)』の注意点
私は高齢の母の床ずれケアにキャリアオイルを使い、症状が改善した経験があります。
それぞれの特徴を考慮し活用してみてください。