存在感あり 長続きする香りの精油(アロマオイル)
香りをかいだあと、存在感が長続きして「まだ香ってる」
と、しばらく独特の主張が続き、植物の存在感がわかりやすい。
好き嫌いの香りの好みがわかれつつ、重くて深い印象があり、香りの持続性が長い香りを「ベースノート」と言います。
今回はこの、「ベースノートの精油」を簡単にご紹介したいと思います。
精油(アロマオイル)ベースノートの特性
ベースノートとは、香りをかいだ瞬間に最初に感じるトップノートの香りが弱まって、その後に現れるミドルノートの香りが去ってからも静かに香ってくる香りのことを表しています。
精油をブレンドした場合、数十分は知覚できないか、知覚しにくい香りで、トップやミドルの香りが去ったあとにようやくベースの香りがわかると言われています。
ベースノートに分類されている精油は揮発性が低いため持続性が長く、おおよそ5~6時間ほど個性を発揮すると言われており、場合によっては翌日も香りが残っているケースなども。
この特徴を持つ精油は、樹木系や樹脂系、アブソリュートのものに多く見られます。
また、揮発性の高い精油と一緒にブレンドすると揮発速度を遅くすることができ、香りの持続性を保つのにも役立つとされています。
ブレンドの際には、たくさん入れすぎないことがポイント。
ベースノートの精油は、香りに強さがあり個性的な香りが多いのが特徴です。
柑橘系│フローラル系ベースノートの精油
- イランイラン(ミドル~ベース)
- ジャスミン(ミドル~ベース)
- ロータス(ミドル~ベース)
ハーバル系ミドルノートの精油
- スパイクナード
- パチュリ
- ベチバー
- ホップ
- バレリアン
- アンジェリカ
樹木系ミドルノート精油
- シダーウッド
- サンダルウッド
スパイス系
- ジンジャー(ミドル~ベース)
- クローブ
- シナモン(ミドル~ベース)
- バニラ
- ターメリック
樹脂系
- フランキンセンス (ミドル~ベース)
- ベンゾイン
- ミルラ
- コパイバ
- バルサムペルー
今回は、揮発速度が遅いものが主成分、独特で個性のある印象のベースノート特性がある精油をご紹介しました。
また、ベースノートの精油は心を落ち着かせ、鎮静とリラックス作用のある成分も多く含まれているのも知られています。
持続性のあるベースノートの精油の楽しみ方は、ブレンドオイルやオリジナル香水作りなど
ベースノートに分類されている精油は、香水では持続性と全体を引き締める役割を担っていると言われていますが、芳香浴のためにアロマディフューザーにたくさん入れすぎると、個性を発揮しすぎて強すぎてしまうので要注意。
香りをかいで好みだったとしても、まずは1滴から試してみてくださいね。