持続性と程よい強さのある精油(アロマオイル)
香りをかいだ瞬間の次に、「これはあの香りかな?」
と香りに独特の主張があり、植物の個性がわかりやすい。
好き嫌いの香りの好みがわかれつつ、ソフトで柔らかい印象があり、ある程度香りの持続性が長い香りを「ミドルノート」と言います。
今回はこの、「ミドルノートの精油」を簡単にご紹介したいと思います。
精油(アロマオイル)ミドルノートの特性
ミドルノートとは、香りをかいだ瞬間に最初に感じるトップノートの香りが弱まって、その後に現れる個性を主張する香りのことを表しています。
ミドルノートに分類されている精油は揮発性が中間で、おおよそ2時間ほど個性を発揮すると言われています。
香りが持続する理由は、精油の分子構造がトップノートの精油よりも大きく、中核の大きさの分子構造を持っているから。
この特徴を持つ精油は、フローラル系やスパイス系のものに多く見られます。
ブレンドの際には一番多い割合でいれる場合が多く、程よい個性と強さのある香り。
成分だけでなく、香りも中核といわれているのがミドルノートの精油です。
柑橘系│フローラル系ミドルノートの精油
- マンダリン(トップ~ミドル)
- メリッサ
- ラベンダー
- イランイラン
- カモミール
- ゼラニウム
- ローズオットー
- ジャスミン(ミドル~ベース)
- ネロリ(トップ~ミドル)
- パルマローザ
- ラバンジン
- イモーテル
ハーバル系ミドルノートの精油
- ローズマリー
- クラリセージ
- フェンネル
- マージョラム
- タイム
- ヤロウ
樹木系ミドルノート精油
- ローズウッド
- サイプレス
- ジュニパーベリー
- プチグレン(トップ~ミドル)
スパイス系
- ナツメグ
- ジンジャー(ミドル~ベース)
- フェンネル(トップ~ミドル)
- ブラックペッパー(トップ~ミドル)
樹脂系
- フランキンセンス など
今回は独特な個性のある印象の、ミドルノートの特性がある精油をご紹介しました。
ラベンダーやゼラニウムなど親しみやすい香りも多く、穏やかに香りが楽しめそうですね。
トップノートと言われている柑橘系の精油とも相性抜群◎
持続性のあるミドルノートの精油の楽しみ方は、アロマディフューザーでの芳香浴が好まれています。
芳香浴:アロマポットや超音波式のアロマディフューザーを使い精油を揮発させ、室内などの空間に香らせること
ミドルノートに分類されている精油は香水では心臓部とも言われるメインの香りです。
心を落ち着かせ不安や緊張状態をほぐし、穏やかなリラックス作用のある成分も多く含まれているのも知られています。
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