精油(アロマオイル)も「毒」や「危険」になりうる場合がある

注意事項 香りの豆知識

「こんな症状のとき」は使用を控えた方がいい精油

精油(アロマオイル)は、全体的な視点から精神面や身体面での良い作用だけでなく、生活環境などトータルバランスの健康を保つのに役立つといわれています。

ですが、場合によっては「毒」や「危険」となる場合も多くあり、体調不良のときや症状がすぐれないときはとくに注意が必要です。

今回は、「こんな症状のときは、使用を控えた方がいい精油」をわかりやすくご紹介したいと思います。

 

高血圧 使用を控えた方がいい精油

  • ローズマリー・カンファー
  • ユーカリ・グロブルス
  • ペパーミント

理由:血流が急激にあがることで脳出血の恐れがあるため。

 

低血圧 使用を控えた方がいい精油

  • イランイラン
  • スイート・マージョラム

理由:血圧を降下する成分が入っているため。

 

てんかん 使用を控えた方がいい精油

  • ローズマリー・カンファー
  • ユーカリ・グロブルス
  • ペパーミント
  • ラベンダー・ストエカス
  • バジル
  • シダーウッド
  • ヤロウ

理由:神経毒性が含まれるため。

 

腎臓疾患 使用を控えた方がいい精油

  • ジュニパー

理由:体液循環促進作用があり、一時的に腎臓に負担がかかるため。

 

妊娠中│授乳中 使用を控えた方がいい精油

すべての精油に注意が必要です。

(妊娠中は使用不可)

  • ジュニパー
  • スイートマージョラム
  • ペパーミント
  • イランイラン
  • ローズ・オットー
  • サイプレス
  • シダーウッド
  • シナモン
  • ジャスミン
  • サイプレス
  • バジル
  • フェンネル
  • ミルラ など

(妊娠初期は使用不可)

  • ラベンダー
  • オレンジ・スイート
  • カモミール・ローマン
  • クラリセージ
  • サンダルウッド
  • ジンジャー
  • ゼラニウムなど

理由:精神的・身体的に敏感になっているため。

理由:通経作用があるため。

理由:神経毒性などが含まれる精油があるため。

※妊娠初期・中期・後期とすべての期間において使用には十分注意が必要です。

 

▼妊娠中でも比較的安心して使用できる精油はこちら▼

  • 柑橘系
  • ローズウッド
  • フランキンセンス

 

月経過多│多量月経 使用を控えた方がいい精油

  • クラリセージ
  • ローズマリー
  • ジュニパー
  • ペパーミント
  • マージョラム
  • ミルラ

理由:一時的に月経量が増えるため

 

光毒性 使用を控えた方がいい精油

  • ベルガモット
  • レモン
  • ライム
  • グレープフルーツ
  • オレンジ・スイート
  • オレンジ・ビター
  • マンダリン
  • ユズ

理由:色素沈着や炎症を起こす成分が入っているため。

理由:太陽や紫外線で皮膚にダメージを受ける成分が入っているため。

 

皮膚刺激 使用を控えた方がいい精油

  • ベルガモット
  • ユズ
  • ゼラニウム
  • ペパーミント
  • レモングラス
  • ユーカリ
  • ブラックペッパー
  • シナモン
  • カルダモン
  • ヒノキ

理由:皮膚刺激のある成分が入っているため。

 

アレルギー疾患 使用を控えた方がいい精油

キク科アレルギーのある精油

  • イモーテル
  • カモミール・ジャーマン
  • カモミール・ローマン
  • ヤロウ

イネ科アレルギーのある精油

  • レモングラス
  • パルマローザ
  • ベチバー

溶剤アレルギーのある精油

  • ベンゾイン

 

車の運転│集中したいとき 使用を控えた方がいい精油

  • イランイラン
  • クラリセージ
  • ジャスミン
  • プチグレン
  • ネロリ
  • ベンゾイン

理由:鎮静作用が強いため。

理由:集中が困難になるため。

 

その他 使用を控えた方がいいとき

※通院中やお薬を内服している場合には医師へご相談ください。

※アルコール飲酒後のトリートメントは吐き気に襲われる場合があるのでお避けください。

 

▼その他の精油注意点はこちらへ▼

アロマセラピー基本ケア『精油の扱い方』の注意点

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